【転職相談】転職活動がうまくいかない人の特徴とは【(悩むこと)と(考えること)の違い】
こんにちは、人材CLUBです。
私は現在、人材サービス会社の
人材紹介事業部にて転職エージェントを
やっています。
人材サービス業界での経験が16年ほど
あり、年間約180名くらいの皆様の
転職相談をお受けしています。
転職は人生において、非常に重要な
決断のひとつです。
慎重になって当然です。
あれこれ悩むし、なかなか決断が
できなかったり、転職先があまり
良い会社でなかったらどうしよう、
とか、不安になってしまうものです。
たくさんの方とお話をする中で、
転職がうまくいく方と、転職が
うまくいかない方に大きな違いが
あることに気づきました。
【結論】
考えることと悩むことの違いに気づ
いているかどうか。
転職しようかどうか考えているようで、
悩んでいるだけになっている人は
うまくいかないことが多いです。
【具体的には】
○考えている人
将来を見ている
物事の判断基準が明確
やりたいことが明確
情報収集をしている
○悩んでいる人
過去を見ている
物事の判断基準があやふや
やりたいことがぼんやりしている、
情報を集めず、推測するだけ。
皆さんも会社の上司や同僚と話していて、
この人と話していても話が進まないん
だよな、と思うことがあるかもしれません。
もしくは自分自身でも、こんなに考えているのに
答えがでないな、と思うことがあるかもしれません。
これは悩んでいる状態と言えます。
【例えば、転職活動の場合を見てみます】
○悩んでいる人
転職サイトを眺めます。
↓
興味のある求人が見つかりました。
↓
どうしようかな、応募しようかな、
↓
面白そうなビジネスモデルだな、
でも、まだ若いベンチャー企業だから
将来が不安だな、
これなら今の会社の方が安定しているな、
でも年収は今よりも50万円高い年収だな、
年齢も39歳だし、家族もいる、転職は
慎重にしないといけないな、
ここは考えどころだな、どうしようかな。
この状態は考えいるというより、
悩んでいるだけです。
自分では転職について考えているつもりでも、
転職という課題のまわりを行ったり来たりして、
グルグルと回っているだけ、前に進んでいません。
この状態で、仮りに企業に行ってもほぼ面接で
落ちます。
もし運よく採用となっても、本当に転職をして
よかったのだろうか、正しい選択だったのだろうか、
と不安になって、また転職を考え始めるという
負のループに入ります。
転職を繰り返してしまう人の行動パターンは
これが一番多いと言えます。
○考えることができる人
転職をしようと考えます。
↓
まず自分が何をしたいのか、
将来的なビジョンをざっくりとでもいいので
考えます。
↓
転職の目的考えます。
↓
これまでの経験を活かして
異業界へチャレンジしたい。
成長企業で働きたい。
↓
転職サイトを眺めます。
↓
興味のある求人を見つけました。
↓
面白そうなビジネスモデルだな、
業界について調べてみよう。
若いベンチャー企業だな、社長はどんな方だろうか、
業界全体の景気はどんな感じだろうか、調べてみよう。
今の会社と比べると不安定だな、年収は変わらないな、
でも今回の転職は新しい業界へのチャレンジだから、
年収とか安定感は気にせずに、応募してみよう。
年収は後からついてくるはず。
転職の目的と転職に対する軸ができているから、
応募する求人、見送る求人が明確です。
なので、入社後に後悔することなく、
活躍することができます。
【転職活動をする前にやるべきこと】
考えることができているか、
それとも悩んでいるだけかを
自分に問いかけてください。
自分の転職理由と将来なりたい姿を
論理的に説明できたら、ちゃんと考え
ている状態といえます。
転職活動を開始し、求人にエントリー
してみてください。
自分の転職理由と転職先でなりたい姿が
あやふやで明確でないとしたら、
それは悩んでいる状態で考えているとは
言えません。
まずは今回の転職活動の軸を3つ決めることを
おすすめします。
年収アップ、マネジメント職、ベンチャー企業
など。
転職エージェントに相談してみるのも一つです。
必ず今回の転職希望理由を聞かれます。
そこで明確な答えになるまで話し合って
みてください。
もし明確にならないのだとしたら、
まだ転職のタイミングではないのかも
しれません。
ただ、何となく今の環境から抜け出したい、
という場合が多いです。
というように、まずは自分の考えをまとめてから
転職活動をすすめていくこと、
考えているのか、悩んでいるだけなのか、
そこをもう一度よく確かめてから行動すると
転職が成功する確率が格段にアップします。
それでは良い転職を。